４歳の子供に読み聞かせ！おすすめの動物絵本！１００万回生きたねこの本に感動しました！

さて、ゴールデンウィークも中盤。あいにくの天候ですが、そんなときに強い味方が、絵本！

子供がいて連休中どうしようって方、特にお出かけしない方、室内でお子さんに読み聞かせとかどうですか？

今回、私が久しぶりに泣けた本は、こちら！

タイトルを見たときは、１００万回生きたねこって？なんじゃい？！っと吹き出しましたが、タイトルのユニークさからは想像できない感動のストーリーなんです。

以下、要約

一匹の自分大好きな大きなトラネコがいました。

彼は、何度も生まれ変わり、そのたびに、新しい飼い主に大切に飼われました。

猫は、寿命やら事故やらで、毎回、飼い主より先に死んでしまうのですが、そのたびに、飼い主は、大きな声で猫の死を嘆き悲しみます。

しかし、どういうわけか、主人公のトラ猫だけは、一度も泣いたことがありません。

猫は、生まれ変わるたびに、飼い主になる人のことを嫌いでした。自分だけが大好きだったのです。

ここまでは、自分勝手な猫という生き物らしい、微笑ましい話です。毎回無残な死に方をするのだけはちょっとかわいそうですが。

でも、このトラネコは、死ぬのなんて怖くなかったそうです。

そして、転機が訪れたのは、この猫が、野良猫に生まれ変わったときです。

初めて飼い主のいない生活で、猫は、生まれ変わってはじめて、幸せだったようです。

自分大好きなトラネコは、自分が１００万回も生まれ変わったことを他の猫に自慢していました。

しかし、一匹だけ、どうしてもトラ猫の話に興味を示さないメス猫がいたのです。

トラネコは、その美しい白猫の気をひこうとして、必死に自慢しますが、相手にされません。

そして、ある日、ついに告白します。

めでたく結ばれた２匹は、たくさん子供を作り、老後も幸せに暮らします。

そのかわいいお嫁さんが亡くなるまでは。

ここで、トラネコは、生まれて初めて心から泣くことを知るのです。

そして、しばらくして死に、２度と生まれ変わらなかったそうです。

これだけのストーリーですが、なぜかすごく感動しました。

最後が少し寂しくてスッキリしないような気もするけど、妙に心に響きました。

特に私は猫大好きなので、愛猫が死ぬときの悲しみはすごくよくわかります。

飼い主がここまで猫を思っているのに、猫は至って淡白でドライなのもよく知っています。

猫って、どんなにこちらが大切に思い、毎日毎晩お世話しても、意外とあっさりしていて、冷たいんです。

ぬくぬくした温かいベッドもご飯も用意して至れりつくせりなのに、突然、嵐のように脱走されて戻ってこない。

恩を仇で返すような行動に、飼い主は唖然とし、悲しみに暮れます。

それでも、なぜか憎めない猫。それは猫の持つ野生的な魅力がまた人間には素敵に映るから。

野生にかえってしまったときの本来の猫。そして、まるで人間を手玉に取り騙していたのかと思うくらいに、甘えたりそっぽを向いたりして飼い主をメロメロにしてしまう飼い猫としての姿。

どちらが本当のあなたなの？そんなミステリアスな瞳が、多くの人を虜にしているのだと思います。

この本に出てくる猫ちゃんのギラギラとしたワイルドな大きなツリ目もかわいいです。

クールで掴みどころのない猫の魅力をうまく表現してると思います。

以上、連休中やることない方、天気悪くてでかけたくない方、お子さんと読める素敵な絵本をご紹介しました。