アシナガバチの巣を駆除するのはかわいそう?放置したら危険な理由は?
ブンブンと音を立てて威嚇してるように見えたので、刺激しないようじっとしていると、去っていきました。が、その先を見るとびっくり!
手のひらサイズほどの蜂の巣が、車庫の屋根の柱の根本に作られていました!
これだけのサイズになるには、何日もかかったはずですが、毎日通るのに全く気づきませんでした。
たぶん、梅雨の時期(7月前半)で、毎日のように雨が降っており、蜂の活動が盛んではなく、目立たなかったのかもしれません。
何週間も連日、雨&雷が続きましたので、雨宿りできそうな場所を見つけ、作ったのかもしれません。屋根の下なら巣を豪雨から守れますからね。
ハチさんがせっせと時間をかけて作ったのを考えると、壊すのはかわいそうです。しかし、巣の周りには、ブンブンと音を立てて、何匹もの働き蜂が勢いよく活動しています。
毎日必ず通る場所だし、小学生の子供もいる。放置すればいずれ、家族の誰かが刺されるでしょう。意を決して、壊すことにしました。
アシナガバチの巣を壊すのはかわいそう?放置したら危険な理由!
うちに来てたアシナガバチは、見た感じ、足の長いアブみたいで、黒っぽくて、大きなありみたいです。
黄色と黒のシマシマのタイガーみたいな蜂、スズメバチなどと違い、見た目の迫力はいまいち。では、放置しても大丈夫かというと、それは違います。
小さな蜂でも、体に反して毒の威力はあり、刺されるとしばらくとても痛いそうです。また、ひどい場合は、アナフィラキシーショックを起こして死ぬ場合もあるとか。
父は、子供の頃、体中をアシナガバチに刺され、ひどい目にあったそうでしたが、川で冷やされただけだったそうです(笑)
昔は、鉢に刺されても医者に行くほどではなく放置だったのでしょうが、今思えば怖いですね。運良くなんともなくてよかったけど。
しかし、小さな蜂とはいえ、ガラスが刺さったようなチクッとした、ビリッとした痛みが走るそうです。毒でかなり腫れるし、すごく痛いそう。私は経験なしですが。
鉢に刺されたことがない私は、今ひとつ実感がなく、殺すのが可哀想に見えましたそれに、正直すごく怖い!
すると、父はなんと、一瞬の迷いもなく巣に向かい、スプレーをかけました。
シューーー!!
ボタボタっと地面に落ちる蜂たち。巣の周りをブンブンしていたのが、ボトボトっと音を立てて、豆のように降ってきました。
↑落とされた蜂の巣。アシナガバチの死骸は片付けてしまいましたが、幼虫が穴から出てきて転がってます。
何匹かは果敢に戦いを挑み?父の体に突撃し、そのまま死にました。父が手で取ると、服に針を刺して死んだのでしょうか?動かなくなりました。
巣の周りにいた蜂は、数匹に見えたけど、こんなにいたのか!と思うくらい。あとから地面を見ると、12匹落ちていました。
ピクピクと足を震わせ、死にきれずにいるので、申し訳なくなりました。母は、かわいそうだからと、靴で踏みつけ、とどめを刺してました(笑)
最近の子は虫をさわれないと言います。私も虫は触れますが、足でつぶしたりはできません。父は、蜂を手でつぶしたりするそうです。
昭和初期〜戦後生まれの人ってほんとすごい!改めて、厳しい時代を生き抜いてきたたくましいお年寄りに、敬意を感じました。今時の若者は、、情けない、、
さて、話は戻りますが、かわいそうなアシナガバチたち。そして、巣はどうなったでしょう?
アシナガバチの死んだ巣に幼虫が?!生きている!
アシナガバチの成虫は死にました。しかし、やはり、戻ってきました。
お仕事から帰ってきた働き蜂が一匹、また一匹と、、巣があった場所をうろうろと、探すように、ブンブンと飛び回ってました。
4匹くらい順に帰ってきてましたが、父がスプレーで残らず殺してました。
かわいそうだけど、仕方ない。刺されるのは嫌だし、むしろ、このときばかりは、生まれてはじめて父を尊敬、、。
しかし、落ちた巣を見ると、中にびっしりと何か入っている。幼虫がいるというのは知ってましたが、スプレーで心だと思ってました。または、もう成虫になってるのかなとか。
しかし、覗くと、、ギャーー!!
たくさんの黒いひとつ目小僧みたいのが、白いのについてて、こっちを見つめてるーー!!ギャーー!!
写真の巣穴の中断辺りにクリーム色っぽいものの先に黒い目みたいのが出てるの分かりますか?これが、幼虫で、まだ生きていて、うようよ動いてます!
その黒いのは、目じゃなくて、幼虫の頭でした!
しかも、うようよと、首をくねくねっとさせて、動いてる、、うわーー!!ゾンビ?!
確かにキモい!しかし、まだ生きているのです
そして、巣の外に、ポロッとなにかが落ちて出てきました。。
一匹は、黄色い色の太った芋虫。もう一匹は、蜂の形ができかけているサナギでした。
乳白色の手足や黒い羽が、黄色い体に付いているのが見えます。じっとして全く動かず、手足が固まり、ピタッとしています。これが蛹なんだ?!
蜂の巣の右端にいくにつれ、巣穴は大きくなり、もう空っぽ。真ん中は、膜のような蓋がされており、たぶん、蛹の部屋。その左は、黄色い太った幼虫。そして、一番端っこは、白い小さな粒。卵かな?
白い小さな粒は一ミリほどだけど、よく見ると、縦長で米粒みたい感じで、くねくねと左右に首を振って動いてる。
これが育つと、さっきの一つ目小僧(黄色い芋虫)になるんですね。
いやー、気持ち悪いけど、すごく良く観察させてもらえました。
芋虫たちは、夜になっても、相変わらず生きているようで、すの中でくねくねと頭を振る様子が、見られました。
そして翌朝、、
なんと、巣がない!!
ポロリと落ちた蛹には、小さなアリが、昨日から3匹ほど寄ってきており、食べられてるのか、周りが少しボロボロとしてました。
しかし、もう一匹落ちていた幼虫と、巣は跡形もなくなくなってました。
父が捨てたのだとおもい、がっかりしました。もう少し観察したら、蜂が羽化したかもしれないのに。。怖いけど興味あったので。
しかし、父に聞いたら捨ててないらしい。
では一体誰が?!
監視カメラでもつけてない限り、犯人はわかりません。しかし、私が思うには、鳥だと思います。
カラスかトカゲか知りませんが、何かに食べられたんではないでしょうか?
蜂の巣って栄養あるらしいし。。
残念な気もする反面、安心しました。このまま放置したら、いずれ死んでしまうか、羽化したとしても父がすぐに殺したと思います。
それならば、いっそ、誰かの栄養になってくれたらと願っていました。
野生の生き物を見ると、弱肉強食の厳しい世界を知らされます。しかし、自然界に無駄死というのはないんですね。弱った生き物は食われ、死骸はアリの餌になります。
殺虫スプレーをかけた直後の蜂には、さすがにアリも寄っては来たけど、去ってしまいました。しかし、時間が経つと、成分が飛ぶのか、ちゃんと何者かの餌になるようです。
カラスの可能性もあると思います。ういえば朝、鳴き声がしたような気も。
確かに、アシナガバチはかわいそうでしたが、放置したら確実に私らが刺されたでしょう。弱肉強食だから、強者である人間に殺られるのもある意味、仕方ないのです。
しかし、せめて、誰か他の命の役に立ってくれたのが、心の救いでした。やはり、必死に子孫を残そうとしている生き物の命を断つのは、気持ちよくはありませんから。
では、かわいそうだからといって、アシナガバチの巣を放置したらどうなるのでしょう?
アシナガバチの巣は放置するとなぜ怖い!?
アシナガバチの巣を駆除しないと怖い本当の理由は、アシナガバチに刺されることではありません。
アシナガバチの巣があると、スズメバチが寄ってくる!これが一番怖いと私は思います。
ご存知の人もいるかもしれませんが、スズメバチは、アシナガバチの巣を襲い、幼虫を食べます。
大きなスズメバチが、小さなアシナガバチの巣の蓋をガリガリと削り取り、中の幼虫や蛹を食べてしまうそうです!
こわいーー
ホラー映画みたいですが、本当だそうです。スズメバチに襲われたら、アシナガバチは太刀打ちできず、全滅するまで巣の中を食われるそうです。
怖い!自然界は、ほんとに厳しいですね。
というわけで、アシナガバチを放置すると、スズメバチが寄ってくる。これが一番厄介なんじゃないでしょうか?
スズメバチといえば、蜂の中でも一番凶暴かつ毒が強く、刺された死ぬことも普通にありますからね。
なんと、アシナガバチの巣を駆除した数時間後、2階の網戸にブーーンと、かなり大きなスズメバチが一匹、飛んできてました。
何か興奮してるようで、網戸ごしに立つ私の方に向かって、ブーンブーンと威嚇するようにぶつかってきてました!網戸が無かったらと想像したら、震えます、、。
大量に死んだアシナガバチの死骸や落ちた巣の匂いを嗅ぎつけてきたのかもしれません。
やはり、アシナガバチは、スズメバチを呼び寄せるんですね。
スズメバチが来ることは今までなかったので、やはり、アシナガバチのせいとしか思えません。
以上、スズメバチの巣を駆除しないとどうなるかについてでした。
かわいそうと思っても、やはり、巣が大きくなる前に駆除しないといけませんね。
落ちた巣を観察したら、手のひらサイズにも関わらず、合計40部屋以上の巣穴が作られていました!
これが育って蜂になって出てくることを想像したら、ゾッとします。あと一週間も放置したら、大変な事態になっていたでしょう!
というわけでみなさんも、スズメバチの巣を見つけたら、躊躇せず、小さいうちに駆除してくださいね。
ちなみに、うちは、ゴキジェットプロで、数秒〜10秒ほど噴射で倒しました!
そのあとは、忘れず、残った巣を、棒などで叩き落としておきましょう。帰ってきた働き蜂を駆除するのも忘れずに。。
ちなみに、父が言うには、蜂よりゴキブリのほうがだいぶ強いそうです。
ゴキジェットかけてもなかなか死なずに動き回るとか?ゴキブリはほんと凄まじい生命力ですね。
しかし、なぜかアシナガバチと違い、かわいそうと思えないのが、不思議です。
何か人の理解の域を超えた恐ろしさがあるのがね。
以上、梅雨の時期には、ゴキにも気を付けてくださいね。奴は間違いなく最強です!
と言うわけで、その最強ヤローにも勝てる薬剤なら、アシナガバチごとき、イチコロと言うわけ。そう、ゴキジェットは、夏の強いお守りですよー(^^♪