化石の宝石!アンモナイトとアンモライトの違いは? 化石の鉱物化とは?
パワーストーン大好きな私ですが、ついに、ストーンだけでなく、化石の分野にまで進出してしまいました。
化石というと、恐竜とかアンモナイトとか思い浮かべると思いますが、どちらも石というよりは、骨や殻って感じですよね。
古代のパワーは詰まっているはずですが、パワーストーンのような華やかさはなく、地味な印象なのが残念です。しかし、今回、すごいものを見ました!
それは、化石の宝石ともいえる、「アンモライト」という鉱物?です!
簡単に言うと、アンモナイトが宝石(オパール)化したものなのですが、思った以上に迫力があり、かつ、美しいので、皆さんにも紹介したいと思います。
巨大なアンモナイトの宝石化がすごい!綺麗!アンモライトのスピリチュアルな効果は?
アンモライトというと、アンモナイトの言い間違えかと思ってしまいそうですが、実は、アンモナイトが長年かけてオパールのような遊色効果を持ったものを指します。
遊色というのは、オパールのような虹色のことで、角度によってキラキラと色味が異なる様子は、妖艶で美しいですね。アンモナイトも、長時間をかけて、このような遊色が出る場合があるのです。
どうでしょう?この迫力!!
博物館で見たものですが、素晴らしい遊色効果に加え、この巨大さ!ここまで大きくて、美しい色彩を持つものは、すごく希少価値が高いと思います。
調べてみると、実際は、オパールの成分とは異なるようで、アンモナイトに含まれるアラゴナイトが長年かけて、地中にある成分と混ざり、このような遊色効果を持つに至ったようです。
オパール化したアンモナイトとも言われていますが、実際は、オパールではないんですね。
また、採掘される場所も限られていて、カナダのアルバータ州でしか採れないようです。本当に希少ですね!
1960年代に本格的に採掘がはじまり、その後、1981年に「アンモライト」という名前が付けられ、宝石として認識されたそうです。
新種のレアストーンと言ってよいのではないでしょうか?
そして、もうひとつ、アンモライトよりは知られていないのですが、アンモナイトの宝石化したものは、他にもあります。宝石というより、鉱物化と言った方が正しいかもしれないですが。
珍しい!黄鉄鉱化したアンモライトとは?
それは、黄鉄鉱化したアンモナイトです!黄鉄鉱というのはつまり、パイライトのことです。
パイライトは、Fool's Gold(愚者の金)と呼ばれるように、金と色が似ていることから、金と間違われることもあった鉱物です。名前はひどいですが、メタリックで重厚な感じ、そして、結晶の独特の形が大好きな石です。
パイライトは、結晶がサイコロのような形になるのですが、とても自然が作りだしたとは思えないほど、人工物と言えるような形の結晶です。機会があればぜひ博物館で見てみてください。
そして、その素敵な鉱物、パイライトにアンモナイトの殻が置き換わったものが、こちら、パイライト化したアンモナイトです!
どうでしょう。まるで人工物のように見えませんか?鉄で作ったアンモナイトの作り物かと思いました。しかし、自然の産物だそうです。信じられませんね!
このように、アンモナイトは、オパールのような遊色効果を持つもの、黄鉄鉱化したものなど、化石だけでなく、宝石としての美しさ、面白さも楽しめる、とても素敵な化石なんですね。
巨大なアンモナイトの大きさはどれくらい?
また、めちゃめちゃ巨大なアンモナイトも存在します。
なんと、直径2メートル以上もあるので、人間より大きい!こんなものが海中を漂っていたと思うと、想像するだけで恐ろしいですが(;'∀')
発見されたなかでは、世界最大のアンモナイトだそうです。作り物ではなく本物の化石!凄まじい大きさですね!
さて、巨大さ、鉱物や宝石としての美しさなど、様々な魅力を持つアンモナイト。やはり、パワーストーンのように、スピリチュアルな効果はあるんでしょうか?
アンモライトの意味や効果、スピリチュアルな石言葉は?
アンモライトは、アンモナイトが気の遠くなるような年月をかけて、オパールのような美しい色を持つ鉱物に変化していったものです。
アンモナイトのまま地中に埋まっている化石が大半なのに、何かの偶然で、美しい鉱物に変化したアンモライト。これは、奇跡的なパワーが宿っているに違いありません。
アンモライトの石言葉は、「過去を手放す」、「人生を好転」という意味があるそうです。
どちらも、今までこだわってきた過去の古い考えや自分を脱ぎ捨て、新しい人生を切り開くというような意味合いが感じられる言葉ですね。
アンモナイトは、もともとは貝のような生物だったわけですが、それが地球の変動などにより絶滅し、地中深く埋まり、化石となり、私たちの前に再度現れた。
そして、アンモナイトは、化石化する中で、更に鉱物化というチェンジも経験している。有機物⇒化石⇒鉱物という、何度もの変化を経験し、そのたびに美しく強くパワーアップしているように見えます。
過去を手放し新たな未来を掴みたい方は、アンモライトをお守りとして身に着けると、夢がかなうかもしれません。
アンモライトは、希少価値が高いので、普通の化石やパワーストーンよりやや高価です。また、数も限られているので、気に入った形や遊色のものが見つからない可能性もあります。
その場合はまず、博物館などに見に行って、そのパワーを感じるのもオススメですよ。私も、古代のパワーをもらってきました(^▽^)/
ちなみに、アンモライトで珍しいと言われる色は、青や紫だそうです。
博物館のアンモライトには、この色も少し出ていたのですが、全体的に緑やオレンジ、赤が多かったので、確かに希少な色だと思いました。
皆さんも、アンモライトのパワーを感じに博物館に出向いてはいかがでしょう。
ちなみに、今回の画像は、栃木県の県立博物館、アンモライト展にて撮影させて頂きました。いつも素敵な企画展をありがとう。また伺います(^▽^)/