カゲロウ(虫)のスピリチュアルな意味や効果は?化石にもすごいパワーがある?
鉱物大好きな私ですが、化石もけっこう好きだったりします。化石は、パワーストーン同様、古代の地球や生物のエネルギーが詰まったスピリチュアルな存在。きっとパワーがあるに違いありません。
というわけで、先日、近くの博物館で、化石発掘のイベントに参加してきました。子供が多いかと思いきや、私のような大人もたくさん来ており、化石のパワーに惹かれる人って意外と多いんだなーと思いました。
さて、そこで発見した物は?すごいパワーが詰まった化石は出てきたのでしょうか?結論から言うと、葉っぱや虫、海中生物などの化石を発掘することができました!では、その種類やパワーをお見せしましょう。
木の葉や虫の化石は太古のパワーストーン?カゲロウの幼虫も発見!
私が今回参加したイベントでは、栃木県の那珂川の河川敷の砂と、那須塩原の地層を削った断片から発掘を行いました。
那珂川は、アユを食べたり、温泉に行くなどで利用することがあったのですが、まさか、化石が採れるとは知りませんでした。しかも海の生物が出てくるとは!
現在では海なし県の栃木県ですが、太古の昔の地図を見ると、県庁所在地の宇都宮市をはじめ、多くの部分が海の底であったことが判明しています。意外ですね!
というわけで、栃木県の那珂川でもたくさんの海洋生物の化石が発掘されているそうです。メガロドンなどの巨大サメの歯や恐竜の骨などが見つかるのはかなりレアケースなようですが。
栃木県の那珂川の化石はどんなものがある?
今回、那珂川で採れた砂の中には、主に、
- フジツボ
- 二枚貝の貝殻
- ウニのトゲ
- ゴカイの巣
以上の生物が含まれていました。
フジツボ、貝が一番多く、ゴカイの巣はまあまあレアです。
フジツボは、富士山のように両面ヒダヒダの山っぽい形の破片で、貝殻は薄っぺらくてツルツルなのですぐ分かります。ウニトゲは、見つけたとき感動です。とんがっててすぐトゲって分かるし、かわいい。
難しいのは、ゴカイの巣でした。ウニトゲっぽくトゲっぽいのだけど、小さな粒粒の穴がたくさん開いているようです。見つかったとしても、トゲ状ではなく破片が多いです。
那須塩原市の地層では木の葉の化石が有名!
さて、お次はお待ちかね。那須塩原市で採取されたという地層です。この地層から切り取られた断片を割り、それぞれ発掘作業を行います!
実は、最近、那須塩原市の「木の葉化石園」という博物館に行ってきたばかりでしたので、ちょっと奇遇でした。なので、この辺で葉っぱの化石が採れるということは、知っていました。
そして、木の葉だけでなく、様々な生物の化石も発掘されているそうです。具体的には、
- 木の葉
- 虫
- 両生類
- 哺乳類
- 魚類
などが発掘されているそうで。もちろん、鉱物が採取されることもあるようです。
説明員の方の話では、木の葉が一番多く、その次が虫。カエルなどの両生類、ネズミなどの哺乳類、ウグイなどの魚類はレアだそうで、発見した場合、すぐに教えてと言われました。
発掘会では、稀にすごく珍しい生物が見つかることがあるそうで、その場合、発掘者の名前入りで博物館に展示されるそうです!もちろん子供さんでもです。嬉しいですよね。
一般人でも考古学者デビュー?できる可能性がある、夢のある話ですよね!これは、がんばるぞーー!!と、私も息子もやる気になりましたよ(笑)
会場に到着すると、テーブルの上に発掘前の断片たちが並べられており、そこから好きな物を選ぶかたちでした。私らは少し遅れてしまったので、残り物から選ぶことになりました。
パッと見コレ!と直感で選んだ断片は、テーブル上で一番大きな塊。欲張り?な私は、大きい物の方がたくさん入ってるかも?と思ったのですが、息子は、一番小さいのを選びました。
なんで?と聞いたら、裏側を見たら、もう木の葉の化石が見えてたから・・だそうです(笑)
たくさんある断片の中には、既に化石が見えてる物もあったようです。おお、意外と賢いではないか??(;^_^A
さて、何はともあれ、発掘開始ですね!結果は??
化石発掘のやり方、方法は?
まず、担当の方から発掘の仕方についての説明がありました。素人にとっては、地層の断片からどのように化石を取り出すか?分かりませんよね。
しましまの層になったミルフィーユのような断片を割るコツは、主にひとつだけです。それは、断片の縦線の向きにタガネを当てて、スパッと割ることです。横向き、つまり、線を断つようなのはダメ。線に平行に割るということですね。
まあ、ミルフィーユのような重なりをはがしていけばよいわけです。しかし、スパッと割れるかというと、違います。私も最初、「え?割れない!」となりました。
実際は、トントン、カンカン、何度も力を入れて叩くことになります。層に沿ってあてたタガネの上をハンマーでひたすら叩く音が会場に響き渡ります。
開始から数分経っても割れない私に対し、小学低学年の息子は簡単にカケラを分解していきます。え?どうしてそんなに簡単に割れるの?と聞くと、もっと力を入れて!だそうです(笑)私の力加減が弱すぎたよう・・。
力が強すぎるとバラバラになってしまい、せっかくの化石が粉々に?と怖かったのですが、実際は、縦向きに割れるので、層と層の間に挟まっている化石はバラバラにはならないものです。もう少し力を入れて大丈夫ですね。
さて、中から現れたものは・・??ドキドキ・・
木の葉の化石のはどんなものがある?
さて、まず発掘されたのはこちら。息子が最初から見えてたと言っていた大きな葉っぱと、その地層の下にまだ隠れていた葉っぱが何枚かくっきりと出てきました。
葉脈や虫食いのあとまでハッキリ残っており、太古の昔から葉っぱは同じ形だったんだなーと分かりますね。光合成とか、虫の餌になったりとか、してたんでしょう。
木の葉の化石だけでなく、木自体も化石になることがあるようで、パワーストーンでも、海の底に沈んだ木の化石であるジェットなんかがありますね。私も大好きなパワーストーンです。
そして、植物がなぎ倒されて積み重なってゆくと、ゆくゆくは、石油になるそうです。身近な燃料も、太古の昔からのパワーが宿ってると思うと、神秘的だし、貴重に感じますね。
栃木県那須塩原市の木の葉化石園には、もっとたくさんの植物の化石があり、種類豊富展示がありました。もちろん、虫やネズミ、カエルなんかもありましたよ。
今回の発掘調査では、ほとんどの人が木の葉の化石を発掘できたようです。が、中には、私のように、葉っぱのかけらとか、断片程度しか見つからなかった人もいます。残念。しかし、、
木の葉全体がきれいに残る化石が出てこなかったので・・ということで、おまけで小さなカケラを担当の方がくれたので、もう少し発掘をねばることにしました。すると、面白いものが出てきましたよ!!
太古の虫のパワー!カゲロウの幼虫の化石を発見!
なんと、最後に出てきたのは、「カゲロウ」という虫の幼虫でした。いつ発掘されたかは覚えてませんが、木の葉のかけらばかり探していて、よけていた断片に入っていました!
説明員の方が見つけてくれたのですが、最初、単なるゴミやシミかと思っていたので、とても驚きました。よくよく見てもなんだかわからないシミのようで、さすがプロだと思いました。
帰って虫眼鏡で拡大してみると、確かに、ハッキリとカゲロウの幼虫らしき形をしており、腹部のヒダヒダや、お尻の三本の長い触角みたいのも分かります。まるで本物がそこにいるような不思議な感覚でした。
そして、嬉しいことに、なんと、翌日、日の光のもと、よーく見ていると、他にももう一匹、カゲロウの幼虫がいるではありませんか!しかももっとハッキリ形が残っています。
どちらも一センチ程度のとても小さなカゲロウ。あまりにも似た大きさなので、兄弟かな?とも思いました。何らかの理由で成虫になれず、幼虫のまま亡くなり、ここに残ったのでしょうか??かわいそうでもあります。
しかし、ここに化石として残り、現代の私らの目に触れるのは、奇跡的な確率です。成虫になって子孫を残した仲間たちより、ある意味では、永遠に生き続けているとも言えます。
そう考えると、このカゲロウちゃんたちがとても愛しく、かわいく、感謝の気持ちまでこみあげてくるのでした。なんだろう、この熱い、優しい気持ちは??
カゲロウ、そしてカゲロウの化石には何か、スピリチュアルなメッセージがあるのでしょうか?
カゲロウのスピリチュアルな意味や言い伝えは?
カゲロウとは、調べてみると、とても儚い命を持つ物の象徴だそうです。カゲロウは、トンボのように翅を持つ成虫ですが、幼虫時代がとても長く、羽化したら最後、命は数時間~数日だそうです。
短い成虫時代に無事交尾し、子孫を残せればよいですが、食べられてしまったり、成虫になれずに亡くなってしまう場合も多いに違いありません。あの化石の二匹もそうだったのでしょう。
しかし、カゲロウは、実はとても繁殖力が強く、生物全体として考えた場合、とても繁殖力が強く、逞しい種と言えるのだそうです。確かに。
カゲロウは、なんと、一億年ほど前から存在し、現代まで繁栄し続けている虫なのです。私の大嫌いなゴキにも匹敵しそうなほどの生命力ではないですか??
そして、繁殖のコツとして、長い幼虫時代を水で過ごし、交尾するためだけに羽化し、短い命を後世に残すのです。短期集中の全力勝負により、エネルギーの消費を少なくするなど、彼らなりの知恵を使って生き残ってきたのだと思います。
生物としてのしぶとさ、賢さ、そして、個性的な生態と言い、小さな虫けらとは思えないほど、戦略的で、逞しく、強運とスタミナの持ち主ではありませんか?
私は、こんなカゲロウが大好きになってしまいました。
さて、カゲロウを調べてみると、下記のような意味があるそうです。
- 儚い命
- 強い生命力、繁殖力
- 子孫繁栄の象徴
なるほど。カゲロウの性質、生態そのものの意味ですね。
さて、今回は、これらカゲロウの持つ意味に加え、化石という意味が加わります。化石自体にも、太古の地球のパワーが含まれているなど、スピリチュアルな波動が入っています。
私自身が思うには、儚い命であるカゲロウが、偶然にもここで二匹、幼虫のまま命が尽き、そして、気の遠くなるような年月をかけ、化石になって発掘された。これには大きな意味があると思います。
私たち親子の時間は一瞬です。小さなかわいい子供時代を経て大人になる子供。長い人生の中で、幼虫時代はあっという間の出来事です。そして、その時代を過ごせる親の時間もあっという間です。
短い幼虫時代ではありますが、化石となれば永遠に刻まれ、残ります。肉体としての命は短いけど、魂は永遠である・・というようなことを教えてくれているようにも思いました。
そう、カゲロウには、「周りの人を大切に」・・という意味もあるそうです。
親にしろ、子にしろ、この姿でともに過ごせるのは一瞬の出来事。いずれ老いていくし、亡くなっていく。だからこそ、家族や周りの人を大切にしなさいというメッセージでもあるそうです。
私も思います。カゲロウの化石は、
- 今を大切に
- 魂は永遠
- 後代まで続く命や功績
などを表しているように思います。
ちょうど、息子が大会や試験などでよい結果を残した時でもあります。一生続く親子の絆や思い出、大切なメモリー、功績などを表しているとも言えそうですね。
人はいつか亡くなりますが、その人が残した功績や言葉などは、歴史に残ったり、誰かの心に生き続けることは、多々あります。
私も、カゲロウの化石を見ていて、肉体を超えたスピリチュアルな存在、心、魂などをこの世に残せるような存在を目指せたら・・と強く感じたのでした。
以上、カゲロウや化石の持つスピリチュアルメッセージについてでした。